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身体が…
ふわふわする。
覗き込まれて視線が絡み合って
さらに息が苦しくなる。
心臓は爆発しそうなほど音をたてていて、
仁が触れた場所から甘い痺れが広がっていく。
「…かず?」
その形のいい唇が動いた瞬間、
頭が真っ白になった。
「んっ!//」
仁の首に手をまわして、唇にかみつく。
「んッ…ふ…///」
チュピチュ…
どちらのものとも分からない吐息と、濡れた音が部屋に響いた。
苦しくなって唇をはなしたとき2人の間に銀の糸が垂れた。
「…ハァハァ」
荒い息をこぼしながらそれでも視線は絡み合ったまま。
……足りない。
こんなの全然足りない。
キスのせいか身体の中心が熱を持って疼きだす。
ほんとに、どうしちゃったの俺…?
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