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「っ…ああ…あんっ」
室内は蒸せかえるほど熱気に包まれている。
そう思えるほど身体は熱くて
刺激を与えられる度に身体が震え上がった。
スッと仁の腕が伸びて俺自身をやわやわと揉みしだく。
「やっ!あっ…あっあっ」
イカせるためではない動作に焦れる。
「じぃん…」
もっと
ちゃんと
「何?どうしてほしいの?」
そう言いながら急に強くすりあげられた。
「んあ!…あっあっああぁ」
敏感に反応しすぎるこの身体は登りつめる衝撃をがまんできなかった。
「…またイっちゃったんだ?」
フッと仁が笑う。
俺は全然気持ちが追いつけなくて、ただ快感の余韻に身を任せるだけ。
真っ白な意識の中で思うことは
…もっと欲しい。
仁を見つめる。
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