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チュン チュン
よく晴れた一日を始まりを小鳥たちのさえずりが告げている。
―都内のあるマンション一室
"ジリリリリリリ
ジリリリリリリ"
六時に設定していた目覚ましが鳴り始める。
「……………………」
"ピッピッピッピッピ
ピッピッピッピッピ
ピッピッピッピッピ"
六時一分に設定した目覚ましが鳴り始める。
「…………………ん゛」
目覚ましの音が聞こえてきた。
"パン!!!!パン!!!!パン!!!!パン!!!!"
六時二分に設定した目覚ましが鳴り始める。
「…………うーん゛」
まだ朦朧としている。
"ごらぁぁああ!!!!!
起きんかぁドあほう!!!あ゛ぁ!?まだ寝てるんか?!?!?!会社遅刻したらただじゃ済まんぞ!!!"
六時三分に設定した目覚ましが鳴り始める。
「…………はぃぃぃっ!」
四個目の部長のドスが聞いた関西弁の目覚まし時計のおかげで一気に目が醒め起き上がった田中百合、25歳。
現在、大手下着メーカーに努めています。
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