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(そうかもしれない)
ドラマの撮影や映画の撮影。PVの撮影。写真集をだすために撮影。
そのせいであまり寝る事が出来なかった。
ライブがなかったのが幸いだ。
もしこの状態でライブがあれば、倒れていただろう。それ位忙しかった。
(CDをだす、とかだったらもっと忙しかったな。だす事にならなくてよかった)
ホッと安堵しながら小さく微笑んだ。
それはすぐに消え、眉間に皺を寄せた。
「どうしました?」
眉間に皺を寄せたまま首を横に振り、
「なんでもないよ」
と、お疲れ様、と言って用意されている部屋に入って溜め息をついた。
『なにかあった?』
体の中から聞こえてくる声に溜め息をつきながら、首を横に振る。
『疲れたんじゃないのか?』
先程より低い声が体の中に響く。
声で心配している事がよくわかった。
「大丈夫だよ」
微笑みながらそう言えば、
『あまり無理すんなよ』
と、たいして心配していない声が聞こえた。
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