いつか

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夏の終わりを感じるようになった頃、それは同時に青春の終わりを感じるということでもあった。 23才。 昨日店にサチエちゃんがやってきた。前より少し痩せた彼女は、確かに大人の憂いを帯びていた。 「大人」になった友達をうらやましく感じる自分を、成長したと捉えるべきか、老けてしまったものだと思うべきかわからないでいる。
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