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真美「ね?実家に泊まりに行かない?」
浩介「んあ〜なんや、おかんが今寝たきりらしいしわ。」
真美「え?じゃ、こうちゃんのお父様が家事を?」
浩介「まぁ、たまにおばもおかんの代わりしてるらしい。」
真美「じゃ、大変よね?」
こんな話で私は旦那の実家に手伝いついでに泊まりに行くことになった。
浩介「そいや、おとんもな、言ってたわ?」
真美「なに?」
浩介「最近、夜になると何処からともなく足あとがするらしいわ。」
真美「へ?なにそれ?こわい。」
浩介「あれやな。昔なうちの実家に犬が居ったんよ。ほで、一年前亡くなったんよ。病気やて。」
真美「へ?じゃ…」
浩介「火葬はしたんやけど…うちにまだその骨、飾ってる話や。」
真美「飾るって…お墓は?」
浩介「まだないねん。」
真美「まぁ、高いものね…」
浩介「真美は、平気?」
真美「……いや……」
こんな話も聞いて正直行くのがなんか怖くなったけど…こうちゃんのお母様の事も知りたいし…それに私のお腹には小さな命も宿っているからその報告もしなきゃいけないから…言い出しっぺは私だから行くことにしました。
運転はいつもこうちゃんなので私は実家に着くまでは寝てました。
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