a happy birthday

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「ん?」 と同時に男は空を見上げおどけてみせる。 オォホントウダ と。 「俺には雨は当たらないのだ」 とカラカラと笑い 「なんせ俺は神だからな」 とのたまう。 「………」 呆れ かみ? 紙? 髪? 頭の中で同音異義語が飛び交う 「なんだ?青年」 もしくは カニ? 貝? 聞き間違いだったかもしれない 「見てわからないのか」 あらゆる考えがあらゆる方向へと伸びていった結果である。 「俺が濡れていないのは錯覚じゃないぞ」
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