ネコという女

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ある日彼女は歌い終わるとカウンターに座り、カシスオレンジを頼んだ ふわふわのカーキーの髪に白い肌 撫でてみたい衝動に駆られる 俺は自分の理性を抑えるために、髪を後ろでキツク縛った 少しは目が覚めた 彼女は一杯飲み干すとまたステージに立つ ブエナビスタの曲を歌いだした キューバの曲まで、甘く歌いこなすんだ… まだ三杯目なのに、俺は酔っちまいそうだ
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