Act.11

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少しざわついてたはずの室内はいっきに静かになって、いつもと様子の違う蓮斗はいつも以上にニコニコと笑った。 思えば蓮斗が笑わなくなったのはいつからだっただろうか、 「っ蓮斗さんもいきなりなんなんですか、黒澤さんの企業を継ぐのはそらが学園卒業してからって「黒澤のグループに行ったってそらと離ればなれってわけじゃないし、会おうと思ったらこうやって会えるだろ、?」」 「第一そらには鼻タレ達も居るから『わかった』」 『わかったから、』 「!!!!」 蓮斗の顔見てそう言えば、蓮斗はものすごく困ったような泣きそうな顔をしていて 自惚れなのかもしれないけど、蓮斗は俺が断ると思っていたと思うから、 もしかしたら蓮斗はずっと寂しかったのかも知れない、両親と離れて俺の面倒を見てて 何より肝心の俺は今学生だし蓮斗の側には居てあげられないから _
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