Act.11

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『……………』 言ってから後悔したなんてもう遅いのか、何も言わない拓人を見れば少し言いすぎたのかもしれないって思った。 拓人は拓人なりにいっぱいいっぱいで、それしか思いつかなかったかもしれないし何より拓人自身が御形に悪いと思って助けさせるのだろうか 例え匂坂が国内トップのシェアになったとしとも拓人の会社はそんなに打撃を受けないはずで ただ受けるとしたら、今までトップの顔だった桐原のグループはトップじゃなくなるとゆう事であって 『てっぺんは辛いよね、遮るものがないから後は下に墜ちるだけ』 「……………、」 『でも、それだからこそてっぺんに向かいたくなる』 人の上にたつ事は早々にできる事じゃなくて、だからこそ上にありたいと思う。 風あたりが強いのも本当だし後は誰かに引きずり落とされるのみ(拓人は今そんな状況なんだろ、?) 上にたつ事ができたからこそ下のものの痛みも辛さもわかるって言ったらおかしいんだろうか _
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