偽りの

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ー…なぁんて出来たらどんなによかったか… 実際の私は、怒りより悲しみより、また彼と繋がる事が出来た喜びの方が勝っている頭がおめでたい女なのだ 彼が私だと気付かなくてもいいー… 彼を諦めきれるまではナミとしてでいいから彼と繋がっていたいー… そんな気持ちが半分。 そして残りの半分は、まだこのメールの相手が彼本人と決まった訳じゃないという僅かな望みー… 最近は悪用したりする人達もいるって真央から前に聞いた事あるし、その可能性がないとは言い切れない。 どちらにしても私はこのメールの相手【アキト】とメールをするしか選択肢はないみたいだ 私は決意を胸に、ベッドの横に転がっている携帯を手にとりアキトへのメールを作成しアキトへメールを送った 【メールありがとう、ナミです♪虹の向こうは私も気になってたんです(^ω^)でもまずはメールから仲良くなりませんか?返事待ってます☆】 ピッ… =送信しました=
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