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結局お婆ちゃんはそのまま亡くなった
私が第一発見者になったから色々警察に聞かれたが特に何も無かった
ただ身元だけは分からなかった
持っている物の中に身元を照会する物はあったのだが全て木下真奈美と出る様だった
結局お婆ちゃんは無縁仏として葬られた
私はお願いしてお婆ちゃんが持ってた紫の鏡を形見に貰ってきた
お婆ちゃんが真奈美かどうかは分からないけどおそらく真奈美だろう
なんでこうなったかは分からない
警察では真奈美の行方を探しているが無駄だろう
だって真奈美はもう骨と灰になってしまったのだから
毎年何万人もいる行方不明者
その中に真奈美も入るのだろうと思う
とにかく彼女はもういないのだ
ふと悲しくなった私は鏡に視線を移した
そこに映ってる自分はいつもより大人びてる
そんな気がした
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