00 麗艶の舞姫

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にっこりを笑みを浮かべ答えた言葉が、質問自体をはぐらかすものであったためさらに面白くなさそうに息を一つ吐く。 「お前のその答えは毎回聞いてんだろうが、政臣。 藤花に舞を躍らせろって言ってるだけなのにどうしてそんな頑なに断り続けるんだよ?」 痺れを切らした青年は、持っていた扇子を指で開閉させながら再度問いかける。 「・・・最近噂が先行しているらしくあれを狙う輩がいるんです。   だから家の外には出す事が出来ない・・・それが理由ですよ。」
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