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しかしなんて立派な胸だろう・・・Eカップはありそうだな。
サイズの基準なんて知らないから、想像だけど。
上はTシャツ一枚、下はトランクスのみというなんとも不釣り合いな格好だったが、トランクスの中を確認する勇気はなかった。
とにかく、どこからどう見ても俺は女になっていた。
「まぁ、夢だろうなぁ・・・」
そりゃそうだろうと、うんうんと頷いた。
さっきは酷く混乱したが、よくよく考えれば朝起きたら女になってましたなんて、漫画の世界でしかありえない。
俺はすっかり納得した。
いや、納得したかった。
「お約束みたいでアレだけど、一応確認しときますか」
俺は左頬をしっかりつまんだ。
そして、勢いよくつねってみる。
「ってぇ!」
予想外の激痛。
鏡に写る俺は思いっきり涙目だった。
絶望感が一気に押し寄せてきた。
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