冴島由紀 編 ~危険な宿直~

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放課後にて 佑『あ!***いたいた!なぁ 一緒に帰ろうぜ!』 ***『あ 佑と晃!ごめん!ちょっと冴島先生に呼び出されて行かなくちゃいけないから先に帰ってて!』 晃『え~!由紀ちゃんに?なんか怪しいなぁ 笑』 ***『多分…この前の科学のテストが悪かったんだと思う…自分でも出来が悪いって思ってたから…』 佑『うげ!!それはヤバいな!早いとこ行ったほうがいいぜ!』 ***『うん!ごめんね!』 そして科学室へ ガラガラ… ***『失礼します!遅くなってすみません!』 冴島『ほう…俺の呼び出しに遅れるとはいい度胸だな』 ***『(ひ~💦なんかいつもよりも増して機嫌悪いなぁ)』 冴島『まぁいい!とにかく座れ!』 ***『…はい』 冴島『で、今日呼び出したのはこの間の科学のテストのことだ!お前またこんな点数とりやがったな!』 ***『(やっぱり…)すみません…』 冴島『それともなにか?俺のことを考えすぎて勉強に手付かなかったのか?』 ***『え?何ですかいきなり!やめてくださいよ!』 冴島『クク…相変わらず面白い反応するのな 笑』 ***『もぅまたすぐそうやっていつも…』 冴島『あ~はいはい…俺に説教するなんざ50年はえぇよ!』 ***『ごじゅ…!!』 冴島『で、課題をたんまり出しておいた』 ***『こんなにぃ!?まさか明日までなんてことは…』 冴島『当たり前だろ』 ***『(うっ…今日は徹夜だなぁ…)わかりました』 そして科学室を出ようとした時まだ先生の苛立ちが収まってないみたいで私は気になって聞いてみた。 ***『あの…先生…なんかいつもより機嫌悪くないですか?』 冴島『あん?あぁ…今日は宿直だからな!たくっめんどくせー』 ***『(あぁ…それでか)大変ですね』 冴島『なんならお前も一緒に宿直するか?』 ***『え!?そんなの無理に決まってるじゃないですか!』 冴島『大丈夫だ!夏男にはうまく話しておくし、何も朝まで付き合えってことじゃねぇ!帰りは俺が送ってってやる!』 ***『でも…課題あるし…』 冴島『特別にその課題は明日じゃなくていいぞ!それに…』 ***『それに?』 冴島『お前の料理…食ってみたいしお前と二人きりになれるからな』 ***『え?』 そしてわけもわからずまま特別に冴島先生と宿直するようになった。
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