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***『佑…大事な話しがあるんだけどいいかな?』
佑『ん?どうしたんだよ***?畏まっちゃってさ!』
***『うん…佑には本当に申し訳ないんだけど…私…他に好きな人ができちゃったの!』
佑『………そっか……って、えぇ!?』
***『だから…別れてほしいの』
佑『な、なに言ってんだよ!!!嘘だろ!?俺、こんなにお前のこと大好きなのに!!!なんだよ好きな人って!一体誰だよ!?』
***『実はその相手が…冴島先生なの!!!!』
佑『ゆゆゆゆ由紀だぁ!!??じょ、冗談だろ!?よりによって由紀だなんて!頼む!嘘だと言ってくれ!』
***『本当にごめんなさい…佑との思い出は忘れないから…さようなら!』
佑『待てよ!そんなの納得できるかぁ!!!!***ーーーーー!!!!!!!!』
佑『うわぁあああ!!!!』
ガバッ!!!!!!
佑が慌てて布団から起きる
佑『…ハァ…ハァ…ってあれ?夢?』
外は清々しい朝。
夢にうなされた佑はびっしょりと汗をかいており、最悪の目覚ましとなってしまった。
そこへ誰かがノックをする。
コンコン。
梅『ゆうー!ご飯よー?』
梅咲が佑を起こしにきた
ガチャ
梅『おはよー…ってあら?凄い汗かいてるけどどうしたの!?』
慌てた佑は咄嗟に嘘をつく。
佑『え?あ…あぁ!!!今丁度朝のラジオ体操してたんだよ!』
梅『そうなの?…のわりには寝起きって顔してるけど…』
佑『お、俺はいつもこんな顔だ!今支度して行くから!』
梅『早くしなさいよ~』
バタン
佑『ふぅ…しかし夢で良かったぁ…マジで俺焦った…あいつが俺を差し置いてあんなこと言うハズがないもんなぁ…』
ブツブツ言いながらいそいそと支度をする佑。
佑『…………………でもなんか今日は嫌な予感がする………………………………………………いやいや考えるのはよそう!』
しかしこの予感は佑のとんでもない悲劇の始まりだった。
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