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食堂にて
***『あ!佑!おはよう♪』
佑『…っ!!!ぁ…ああ おはよう!』
***『?…どうかしたの?驚いた顔しちゃって?』
佑『い、いや!!別になにも!!ちょっと…怖い夢を見たってゆーか…』
***『えー笑 なにそれ(笑)?顔にでるほどどんな夢見たの?』
佑『わっ!!!別にたいしたことじゃねーんだ!ほんと!』
(なに俺動揺してんだよ!!***の顔を見れて嬉しいハズなのに!!!相当あの夢が効いたみたいだなぁ💦)
そう言うと佑はごまかすかのようにご飯をかき込んだ。
***『…?変な佑…』
キーンコーンカーンコーン。
午前のチャイムが鳴り、昼休み
亮『よっしゃ!昼休みだぜ!佑!食堂行こうぜ!』
佑『あー俺、この課題、由紀んとこに提出してから行くわ!早く出さねーと後がうるさいからなぁ』
亮『おう!じゃ先に行って席とっとくわ』
佑『わりぃな!サンキュ♪』
めんどくさそーに佑は職員室に向かって行った。
佑『失礼しまーす…ってありゃ?由紀いねーや…まぁ机に置いとけばいいか!』
冴島の机に課題を提出し、廊下に出ようとした瞬間、何やら見慣れた二人の姿を見つけた。
佑『あれは…由紀と***?何話してんだろ?』
気になった佑は廊下の柱越しに身を隠し、少し離れたところから盗み聞きをする。
佑『…ってなにやってんだ俺!教師と生徒が話し込むなんざよくある光景じゃねーか!』
すると…
冴島『お前が……………………好きだ…………』
佑『………は?』
***『私も…………………』
佑『………はぁ!?』
とんでもない言葉を耳にした佑は勢いよくその場を離れ、頭を抱え込むようにして教室へ戻って行った。
佑『(な…な…なんだよさっきの!聞き間違いなんかじゃねーよな!?あの二人…やっぱりあーゆー仲だったのか!?…ってことは…あの夢の通り、俺は***にフラれるってオチか!?)
ふざけんなぁああ!!!』
亮『ぶさけてんのはどっちだよ!!!』
佑『…え?』
亮は腕組みをし、怒った表情で佑を見下ろしている。
亮『お前!せっかく俺様が食堂の席とっといてやったのにこなかったなぁ!!!』
佑『…あ…え…わりぃ…ちょっと…それどころじゃなくなっちまってな…』
亮『あん?なんだよ?なんかあったのか?』
佑『…いや…なんでもねぇよ』
亮『?…なんだよ!変なやつだな!』
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