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…放課後。教室にて
***『ぁ!佑!いたいた!ねっ一緒に帰ろ?』
佑『…………………』
帰る支度をしてる途中、佑はジロリと***を睨みつけた
***『…え?…佑?な、なに?なんか怖いんだけど……』
佑『……由紀と帰ればいいだろ』
***『えぇ!?なんで私が冴島先生と帰らなきゃいけないの!?』
佑『とぼけんなよ!!俺、昼休みの***と由紀の会話聞いちゃったんだからな!!!』
佑はいてもたってもいられず、思わず口にしてしまった
***『……っ!!!きい…てた…の?』
佑『その反応だと、聞き間違いじゃなかったみたいだな!!!』
***『ちょっとまって!話しを聞いてたならなんでそこまで怒ってるの?』
佑『は!?これが怒られずにはいられるかってんだよ!!!俺とお前は付き合ってんだから怒るのは当然だろ!?』
***『…もしかして…やきもち?』
その言葉を聞いて佑の怒りは頂点に達した
佑『お前…!!!俺をバカにしてるのか!!??やきもちとかそんなレベルの会話じゃなかっただろーが!!!!!』
佑の迫力に***は体をびくつかせる
***『…え?え?ちょっと佑!なんか勘違いしてない!?』
佑『勘違いもクソもあるか!!!この耳でハッキリ聞いたんだから!!!』
***『まってまって!落ち着いて!?私の話しを聞いて!?』
佑『言い訳なんか聞きたくねぇよ!!!俺はお前を信じてたのに裏切られて……俺の気持ちはどん底だ!!!!』
話しを聞いてくれない佑は一方的にあれこれ言われて ついに私もキレた
***『…どーして!?…どーして話しを聞いてくれないのよ!?…私が佑のこと裏切るハズなんかないじゃない!!!!………………………………………………………もぅいい!!!佑なんかだいっきらい!!!!』
佑『あぁ!!!俺もお前が嫌いだよ!!!』
ガターン!!!
***は泣きながら教室を飛び出した
佑『…なん…だよ…なんなんだよ…俺は…悪くねぇぞ…』
すると***と入れ替わり同時に啓一郎が教室に入ってきた
啓一郎『…おい!今***がすごい勢いで教室をでていったが…なにかあったのか?』
佑『…!!…け、けいいちろぉお~』
涙と鼻水で顔がくちゃくちゃになっている佑が啓一郎に助けを求める
啓一郎『…な、なんだその顔は!?』
佑『ヒック…俺…俺…もぅ***と…ヒック…駄目かもしんねぇ…グズ…』
啓一郎『落ち着け!!***となにがあった!?』
佑『ヒック…実は………』
佑はこれまでのことを洗いざらい啓一郎に相談した。
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