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啓一郎『…っ!!!この馬鹿!!!!』
佑『え………!!??』
啓一郎は意外血相を変えて佑に怒鳴りつける
啓一郎『お前…今すぐ***に謝りに行ってこい!!!』
佑『へ!?な、なんでだよ!?俺は…あいつに………う、裏切られたんだぞ!?』
意味がわからずパニクる佑
啓一郎『……はぁ』
啓一郎は大きなため息をはき、一呼吸をしてからゆっくりと話す
啓一郎『…この話しは…内緒にしておく約束だったが…そんなこと言ってる場合じゃないな…』
佑『…な、なんだよ!?』
啓一郎『お前…明日、誕生日だろ?』
佑『明日?あ…あぁ…いろいろあって自分のことなんか忘れてたぜ…』
啓一郎『あいつは、お前にプレゼントを用意するためにみんなに相談してたんだ』
佑『え?』
啓一郎『もちろん冴島先生にもな』
佑『えぇ!?…でも俺は確かに由紀は***に向かってお前が好きだって言ってたんぞ!?』
啓一郎『お前は…タイミング悪いとこだけ聞いてたみたいだな!俺も後から***に聞いたんだが 先生と***の会話はこうだ!』
(※ここから冴島と***の回想シーンに入りますが 皆さんは啓一郎の恥ずかしい一人芝居だと思ってください(笑)
***『先生!相談があるんですけど話しを聞いてもらえますか?』
冴島『あー…その様子じゃ吾妻のことだろ?…ったく…話しが長くなるようなら化学室にくるか?』
***『う…鋭い!!!…いえ、ちょっと一言意見を聞きたいだけなのでここでいいです!…………あの、実は明日佑の誕生日なんです』
冴島『ほう…そうだったのか』
***『はい。それで何をプレゼントしていいかわからなくて寮のみんなに相談してたんですけど意見がまとまらなくて……』
冴島『そんなこと俺にまで聞くことないだろ?』
***『え…あ…でも先生はあたしたちの担任だし、先生なら佑の好きそうなものとか知ってるかなって思って…』
冴島『お前が吾妻のことを本当に好きだったら、お前が1番よく知ってるハズだ!他人にあれこれ言われて決めることじゃない!』
***『う………言われてみれば…確かに…最終的には自分で決めることだし、私はいつも佑を見てる……そうですよね!私もそんな気がします!先生!ありがとうございました!』
冴島『おーおー…妬けるねぇ 笑』
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