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「ま、MAXさん……私……」
「ヒャハハハどォやら成功みてェだナ。
言ッとッケド、オレ様ァテメェが何知ったかなンざ知らねェし、知りたくもねェ。オレ様ァただオレ様の暇潰しになりそ~な事するだけ」
どうしよう。
この口振りだとMAXさんは助けてくれなさそうだよ……
絶対に止めたい。
でも、私1人じゃどうしようもない!
「あ! そォだ。た~ぶん今ので向こうもテメェの完了を感付いたぜ。
さ~さッとなンかしねェとヤベェンじャねェの?」
「ん……」
それは……私にも分かる。
何故か分からないけれど、もうすぐ誰か来る。
それが分かる。
「フヒヒヒィホラどした?
逃げるなり隠れるなり戦うなり、手ァい~くらでもあンだろ?
オレ様ァ別にど~でもいいから、テメェがなにしようが構やしねェぜ」
「ん……」
逃げる?
窓もなく出入口がたった1つしかないのに?
隠れる?
ベッド下以外に私の頭じゃ思いつかないのに?
戦う?
戦い方も知らないのに連邦の兵士を何百人相手すればいいわけ?
だったら……
「MAXさん!」
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