NewChapter―Ⅶ†饗宴…

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  ……えっ? 「い、今……なんて、言いました?」 「ッたく同じ事二度言わせンじャねェよ。オレ様に抱かれろ。そ~言ッたンだよ」 「あ、えと……それは……」 「言葉ン通りだ。 オレ様ァ面白ろくなりそォなトコに力を貸す。まずテメェが面白れェか試してェンだ。 別に拒否ッてもイイぜ? そン時ャそン時でテメェがこの状況をど~切り抜けッか見物だからナ」 「うっ……ああ」 だ、抱かれろ……って、それってアレ……だよね? その……ちょっと、違う意味で……だよね? そりゃ……何が起こっても、ってさっき決めたけど…… い、いきなり…… 「フヒヒヒィど~すンだ? テメェなら分かンだろ、もうすぐ近く来てンぜ」 確かに…… それはわかってる…… ん……ヴィンセント…… 「……分かり、ました。 好きに……してください」 目を瞑って覚悟を決めた。 いつも通り笑いながらMAXさんは、ベッドの上で眠る私を覆うかのように抱きついた。 そして……扉が吹き飛んだ。    
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