NewChapter―Third*背徳…

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  『イシカオモテエガンカード。イカウョリノクモンアガノナウョシンカフクベルナ、ャジチタレオトーダンア。 ズエガンカキサトア。ウモオトカェネャジンナリモツツウヲチクバオオノイダチイイセッイガモドウュチンレノミヤ、デルマハニレオ、ンケッイノイカンコ』 ……成る程。 「だが、そんな事を言うからには、既に結論は出ているんだろう?」 既に結論は出ている……か、なんとも変な事を聞いてしまったな。 先も言った通り、カルーナシュは思考すら逆順序で考える。 それは即ち、一番先に結論や結果を考え、その後で過程や原因を導きだす。と言う事になる。 常に結果や結論を念頭に置いている為、連邦内での変人指数と比例として知能指数もトップクラスに位置している。 そんなカルーナシュには、文字通り思い付きで話す。などと言う常人同時の会話は成立しないのだ。 『それについては、私も大方賛成ねー。宇宙中のアンダーが一斉に、こんな目立つ事するなんて、むしろ誘ってると考えるわ』 『否、早々にその結論に至るにはもう暫く模索の必要性が有る。 十中八九敵陣の中枢に天月様と神騙殿は居られる。何より厄介なのは神騙殿の存在。あの方が居る以上、十重二重の罠、奇策、目論見が有ると観て間違いない』 だがまぁ、知能指数で劣るとは言え龍寿やリナも十三機関長。 ほぼ時間を掛けずに会話へ参加してくる。    
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