NewChapter―Ⅱ†鼓動…

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  「ウシズクさん! なんとか、ならないのですか!? だってこのままじゃ……」 言えない…… その先の事を言ってしまえば、それが現実に成りそうな気がして、怖くて言えない…… 「あッしだってなんとかしたいんッスけどねぇ~何分、神騙の血ってのもだいぶ特殊でしてねぇ、常人相手なら氣を流して内から治せやすが……ルージュさんは純血の(クレア)ラーウェ。 神騙のあッしが氣を流せば……正直データ不足ッス。それに、この状況でのんびりデータ採集は出来やせんし……」 「つまり……」 「そんな暗い顔しないでくだせぇ。 一応、こうやって生命維持装置は造りやした。 あとは、専門医と神様にでも期待しやしょうや」 「専、門医……?」 あれ? ウシズクさんが治療するんじゃないの? ウシズクさんはまだ知り合いだからいいけれど、ルージュは身分証明をする者を一切持っていない。 普通の病院には入れてもらえない気がするんだけれど……    
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