NewChapter―Ⅱ†鼓動…

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  「う、ウシズク……さん?」 「………」 続く沈黙。 これが意味する事。 「そ、それじゃあ、私も一緒に行きます」 「それはダメッス」 正に間髪入れずに、ウシズクさんの鋭い声が斬り込んだ。 私の心に…… まるで……溝を作るように。 「ダメって、どうしてですか?」 意味がわからない。 確かに、今の私の保護者は間違いなくウシズクさんだろう。 でも、私だってもう18歳なんだし、ルージュが入院している間くらい独りでホテルで生活出来る。 その事をウシズクさんに告げた瞬間。 「ふぅ……ふざけてんッスか?」 「ひぎィ……ァ」 瞬間、再び殺気が放出され、筋肉が弛緩した私は為す術なく床に崩れ落ちた。 一体……何で? 私、何か怒らせるような事したかしら?    
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