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「貴女、まさか自分の“価値”がどれくらいなのか……自覚してやすか?
ただの18の女、で済む訳がありやせんでしょうが」
「い、一体……なんの、事……ですか?」
「……はぁ」
ウシズクさんの瞳はなんだかとても悲しそうだ。
プレゼントをもらって期待して包を開けると、実は大した事なかったような……そんな失望の色が混じった眼をしている。
「……こりゃ重症ッスね」
「は、はい……?」
重症?
私が?
何故?
一体どういう意味なの……
「その顔を観る限り……どうやら本当に何も知らないらしいッスねぇ」
「えっと……だから、何の事ですか?」
「はぁ……もうちょっと後にするつもりだったんッスけどねぇ~……ま、いいッスか。
ティセラさん。あッしと一緒に、職案に行きやしょうや」
「しょ、しょく……あん?」
ど、どこ……?
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