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ボーっと鏡を見つめてると、 「少しは暖まった?」 ふと声をかけられ、ハッとして男を見た。 男は優しく微笑むと、 「家は近いのかな?このままでも仕方ないし、送ってくけど?」 「……私……ない」 自分の声に驚いた。 勝手に口が動いてた。 自分の喉が震えた。 「え?」 男がキョトンとする。 「私…わかんない。なんか………わかんない…」
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