回想

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誰もが振り返る 赤いスポーツカーで 都心を走り、 一部の成功者が 住む住宅街にある マンションのドアを開く。 広いベッド、 うっとりしてしまう 肌触りのリネンのカバー、 そんなものも僕の目の前に いつだってあった。 確かにあったはずなのに、 今はなんにも残っていない。 残っているのは記憶だけ。
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