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放課後
~放課後~
「なぁ…龍聖、今からどこか行かない?」
和葉が言った。
「腹減ったし、Mバーガーでも行くか?」
俺が提案したら、
「じゃぁ…駅前のゲーセン、新作ゲーム入ったみたいだから行かない?」
話に乗って来たのは、由紀だった。
「いいなぁ?行こうぜ、カズ、龍?」
由紀の話に乗るように、大輝が笑いなから言った。
「いいなぁ、俺もその話乗った。龍聖行こうぜ」
みんな、遊びが決まりかなり、テンション高い。本当に、こいつら、高校生かと思うほどだ。
俺は、断る空気ではなかった。
「分かった。行かないったら、絶対無理やり連れて行かされそうだしなぁ」
「そんな人を悪者しては行けないよ…龍聖君」
由紀が睨むように言った。
「ハイハイ、行こうぜ」
俺と和葉と大輝は、由紀の睨みを無視して、教室を出た瞬間、由紀と大輝担任の猪熊に捕まった。
「こら、不良組の内、七瀬、野沢待たんか?お前ら、なんか忘れてないか?」
由紀は、笑いならがら、
「さぁ?先生さようなら」
猪熊の(`ヘ´)が変わった。
「先生、そんな顔しないで、さようなら」
笑顔で七瀬が言った。
俺と和葉は、ため息つきながら、
「はぁ~野沢クン、七瀬クン、ちゃんと日直日誌をしなさい。」
低いトンで言ったら、二人共、先までの態度と違って、
「猪熊先生、すみませんでした。今から書いて、提出します」
二人は、頭を下げて教室に戻って行った。
「先生、俺ら校門に居るからって伝えて、多分、相沢のせいで落ち込んでるから?」
和葉が言った。
「分かった、じゃあなぁ」
猪熊は笑いながら、二人が戻った教室に向かった。
「カズ、いつ俺が、俺のせいになったんだよ」
カズに問いかけた。
そしたら、笑いながら、
「違った?俺は、本気でリュウが怒ったのかと思ったけど?」
「バレたか?あのぐらいしないと聞かないからなぁ?」
俺は笑いながら、言ったら。
「確かになぁ」
カズは納得した。
俺と和葉は、二人が終わるのを校門で待つことにした。
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