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再会
俺は、大輝の話しを最後まで聞かず、病院を飛び出したのは良いが、これからどうしようかと、川原に行くと、見覚えがある、青紫の石垣高の奴らが白い杖女の子に絡んでた。
俺は、無我夢中で、女の子を助けに行った。
「ねぇ…、女の子に手を出しちゃいけないよ、おまわりさん、こっちです。」
俺は、大声で叫ぶと、連中は逃げ出した。
「覚えておけよ」
負け犬の捨て台詞を残して…
「大丈夫?」
俺はすぐに、倒れている女の子のそばに行った。
女の子は震えていた。
確かに二回あれば、怖いだろうし、まさか、同じ人物に助けられるなんて思ってなかっだろう。
その場から歩けない、女の子の隣に、座り、夕日で反射した川を見ながら、
「大丈夫?俺、怪しい物じゃないよ。 俺の名前は、相沢龍聖、私立光丘高に通う二年、君の名前は?」
少し、間が空いたが、細い声で、
「私の名前は、今井里緒菜、県立盲支援学校に通う、二年です」
少し恥ずかしいそうに言った。
「里緒菜ちゃんって呼ぶねぇ?俺は龍って呼び捨てで良いから」
最初、里緒菜は、戸惑って居たが、笑顔で
「はい、龍聖君。ありがとう…助けてくれて」
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