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颯真「先生の言葉、先生の想いが伝わらないなんていやだ」
海斗「伝えます、俺達が」
颯真「伝えさせてください、俺達に」
西原「海斗‥颯真‥。大丈夫なのか?」
颯真「先生の教え子ですよ。大丈夫に決まってるじゃないですか」
西原「‥わかった。どうしたらいい?」
颯真「先生が見当つけた生徒呼び出して」
西原「どこに?」
颯真「俺達が香先生と課外授業した場所知ってます?」
西原「あぁ。当然知ってる」
颯真「じゃあ明日そこに呼んでください」
西原「わかった」
海斗「なんで香先生と課外授業の場所を西原先生が?」
西原「実はあの場所教えたの俺なんだ。どうしたらいいか相談されてな、川でも見ながら授業してみたら気晴らしになるんじゃないかって」
颯真「そうだったんですか」
西原「あぁ。でも俺がこんなこと言ったのは内緒だぞ」
海斗「わかりました」
西原「よし。それよりお前達泊まっていかないか?」
海斗「え?」
西原「どうせお前達のことだ。思い出の旅とか言いながら泊まる場所とか全く考えずに飛び出してきちゃったんだろ?」
颯真「さすが先生、わかってるー」
西原「無計画は相変わらずだな」
颯真「すみません」
海斗「でもいいんですか?」
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