第1章

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「シーだよ? 絶対に音を立てないでね?」 「分かってる、分かってるから黙ってろ」  ギルド本部、侵入した虫を退治するために、スプレーと袋を持っている。 「あと少し……」  隅っこまで追いつめた虫を、捕まえようとした。 「ああーー!!」  銀杏の叫びと一緒に、虫は火稲の顔面に向かって飛んできた。 「てめえ銀杏!!」 「お昼食べてなーい、銀はお昼食べないと生きていけないのに……」 「俺の顔面は、どうでもいいのか?」
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