私と貴方

1/4
33人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ

私と貴方

大貴が目を開ける事はなく 3週間が経った‥ ある日‥ 千里「先生!大貴が‥目開けたよ!」 「本当だ!親に連絡しなさい!」 千里「大貴‥。良かった。本当に良かった。大貴に謝りたかったの。謝って済む問題じゃない事は分かってる。だけど謝っときたい。本当にごめ‥」 大貴「誰?俺謝られる事した?」 そうだった。大貴は記憶をなくしてるだ。 私はまた涙を流しそうになった。 それでも私は我慢した。 一番辛いのは大貴だ。 私は大貴の前では泣かないように するって決めたんだ。 千里「私は中村 千里。大貴と同じ名字の中村 千里だよ?」 大貴「千里?何でここに?」 千里「‥」 私は答えられない。 大貴「帰って下さい。」 私は固まった。 私が知っている大貴じゃない。 大貴が笑っていない。 大貴の顔が怖かった。 私は大貴にちゃんと謝る 事も出来なかった。 自分が情けないと思った。 私は静かに病室を出た。 ガラガラ‥。 私は過呼吸になった。 この日から過呼吸は激しくなり死ぬ事まで考えていた 手首をナイフで切りつけ 血が手先まで流れる‥ お母さんが泣きながら 止めて来た。 私は大貴のためなら 死まで考えていた。 大切な人を亡くした事 ありますか? もしでもいいです。 貴方は大切な人が事故に あい大貴と同じ状況で 笑う事が出来ますか? _
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!