中村 大貴

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中村 大貴

ー08月17日ー 今日も私は部活に行っていた。 大貴「おーい!」 千里「大貴!」 大貴「今から部活か?俺もサッカー部に会いに行くんやけど一緒に行こうぜ?」 まただ。期待をしてしまう いつも大貴は期待を持たす。 それでも私は大好きだからこそ断る事が出来ない。 千里「うん、いいよ!」 いつものように馬鹿な話しながら学校まで行った。 大貴「じゃあな!ありがとう!」 千里「うん、ばいばい!」 大貴は何であんなに優しく できるやろ‥ 優しすぎて辛いよ。 4時間後‥ やっと、部活終わった。 私はサッカー場を見た。 嫌、見てしまう‥。 珍しく早く終わっていた 今日は一人で帰るか。 校門を出ようとした時‥ 大貴「よっ!お前昔よくしてたよな(笑)」 千里「びっくりさせないで!!」 私は嬉しかった。 素直に嬉しくて笑いが止まらなかった。 大貴が初めて私の帰りを 待ってくれた。 大貴「人に言えんのかー?帰ろうぜ!」 千里「うん、今日は違う道から帰ろーよ!」 大貴「え~何でだよ?」 千里「いいから、こっち!」 大貴「お前、早すぎ!」 私は自転車を飛ばしていた。曲がり角を気にせずに‥ ブーブー。 大貴「おい危ねぇ!」 ‥ 何が起きたか分からない。 目を覚ますと目の前には 大貴が倒れてる。 私を助けてくれた。 私のせいで大貴が‥ 千里「誰かー助けて下さーい!」 すぐに救急車が来た。 ピーポ、ピーポ。 手術は朝まで続いた。 「手術は成功しましたが、大貴君の記憶が戻るのは難しいでしょう。」 千里「ごめんなさい!私のせいで。私のせいで!」 私は泣き崩れた‥ 今まで以上に泣き叫んだ 大貴母「気にしなくていいのよ。助けたのは大貴なんやから。」 私はずっと大貴の手を握っていた。 大貴は目を覚まさなかった一週間経っても。 _image=323845789.jpg
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