序章『旅立ちの朝』

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が、ネイアは屋敷から通うことを拒否し、ごく身の回りの物のみを持って、この学院の門戸を叩いた。 十四才で、アヴァロニア王立大学院付属幼年学校を首席で卒業。そのまま、大学院へは進まず、魔術師への道を選択した。 それには、幼い頃亡くなった、治癒術師として優秀であった母親の影響があった。 試験の結果、過去最高の成績を持って入学を許され、在学中の学費が免除される、特待生待遇の基準を楽々満たし、現在に至る。
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