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少し足早気味の閖
やっぱり怖いんです
ガサリ
「!?」
畑道を少し過ぎたところで
横から音がしました
閖は泣き出しながら
「だ…誰でしゅか?」
噛んでしまいましたが
声をかけれました
すると
「ぅ、あ…」
小さな呻き声がして
小さな少年が草むらから
出て来ました
少年は足に怪我をしているようで足を引きずりながら
閖へと近付いてきて
「助けて…」
小さな声で閖に言うと
少年は気を失い倒れてしまいました
閖はびっくりして少年を抱き起こすとどうすればいいのか考えた末少年を背負い
松陰先生の待つ家へと
暗くなった夜道を足早に
歩き始めました
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