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どうせ、けんかや恐喝で捕まったんだろう…
裁判になれば“暴行”という言いまわしになる。
Tは本当によく付き合ってくれたと思う。
八街の少年院に入った時も、2時間半かけて運転して行ってくれた。
私は、なるべく1人で行くようには心がけた。
1日がかりの小旅行だよ。
山の上の畑の中にある不便な所だった。
大網の駅からタクシーで20分、費用もバカにならない。
前からそうだけど、月に1度の手紙には「あれしてくれ、これしてくれ、何を送ってくれ…」と要求する事ばかり…
その手紙も、どんどんたまって行く。
八街の時は…
覚せい剤もやっていたとかで(それで捕まった訳じゃないから、罪にはなってなかったけど)フラッシュバックが云々…で、府中の関東医療少年院に移送になった。
自分で血が出るほど、頭を壁に打ちつけたり、幻覚を見て奇声を発したり、意識が混濁したらしいけど…
ずっとずーっと後になって、関東医療少年院に移りたい一心の芝居だったと言って居た。
そんな狡っ辛い事が、まかり通る現実が恐ろしいと‥つくづく思った。
息子は…こうして、悪賢く狡猾に卑劣にどんどん頭が回るようになって行った。
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