0人が本棚に入れています
本棚に追加
阿修羅には友達はいない 怪我しても誰にも頼らない… 阿修羅は天才だった だから授業の時も図書室に行って本を読んでいる
阿修羅は施設に帰る事にした その時 前から女の人が走ってきてぶつかった
「痛い~ 大丈夫? すみません…」
と謝ってきた
阿修羅は知らんぷりした
「貴方…確か阿修羅さんよね」
阿修羅は
「あんたは 僕が綺羅を殺した っていう噂知らないから僕に話をかけてるの?」
「… 知ってるけど?それが?」
「やっぱり 君もか… でもいいや僕は人に信じてもらうことなんて望んでないし」
「いいえ あなたは望んでるわ… 心がそう言ってるわ 」
「うざい 僕には心なんて無い じゃあ」
阿修羅は施設に帰っていった
阿修羅は昔から好きだった海に行った 風景を眺めた
その時 阿修羅の耳に美しい歌声が聞こえてきた
「悲しみはいつもー側にいる♪ 誰もあなたを信じなくても 私が貴方を信じるから~~♪ 」
聞こえてくる綺麗な歌声 誰かの声に似ていた それはさっきぶつかってかた 女の人の声
「あら 阿修羅くん?大変私の歌聞こえていた?」
阿修羅の顔には涙があふれていた
「君は信じてくれる?僕の事誰も信じてくれなくても君は僕を信じてくれる?」
「… 阿修羅くんは殺してないのね そうなのね 」
「うん … 」
「あなたは私のこと信じてくれる?」
「……」
「いいわ 貴方が私を信じてくれなくても信じてあげる」
阿修羅は初めて心を許した
最初のコメントを投稿しよう!