心の鍵がとけた

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心の鍵がとけた

次の日 「阿修羅くんて前にこの街の恩人の息子綺羅様を殺したんでしょ」 「知ってるー」 クラスの人たちが噂をしている 阿修羅はもう慣れている 阿修羅は図書室に向かった その時またもやはるかにぶつかった 「いた~い」 「知らん…」 と言って 阿修羅は本を手に取った 「何の本?見せてー」 「やめろ」 はるかは本のタイトルを見た 本のタイトルは 幸せ だった 「へぇ 阿修羅くん幸せになりたいのね」 「………」 「阿修羅くんは昨日言ってたよね 僕には心がない って でも誰にだってあるのよ心はね あと私には聞こえたよ あなたの心こえが 誰か僕を信じて と言う声が」 阿修羅の目には涙だがたまっていた 「泣きなさいよ 私のぬくもりの中で 目に涙なんてためないで 流しなさいよ 阿修羅くん 」 阿修羅は思わずはるかに抱きついて 泣いた はるかの制服がびしょびしょになるまで ずっと
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