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「24時間後キミ死ぬわ」
「…あ?」
ぼろアパートの二階の一番端っこのたった四畳しかないぼくの部屋にある唯一の窓に
やよいは風のように現れ絶望を告げた
これがやよいとの最初の出会いだった
たった1日らしいけど…
死神の使いらしいけど
「まぢかぁ」
「反応うすいなぁ
信じてない?」
やよいの服装は案外普通なもの
白い生地にハートの柄のTシャツにジーパン
無造作な髪型だけどそれがとてもよく似合ってる高校生くらいの女の子
その子によれば
死ぬ24時間前になる人の前に死神の使いが
訪れて
一週間後の死の状況を教えてくれるらしい
いわゆる死の宣告ってやつ
たいていの奴は多分これを信じないと思う
いきなりどこにでもいそうな女の子が現れて死の宣告をされるのだから当然
でもぼくは
信じることも信じないこともしなかった
もっと別なことを考えてた
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