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休み。 ただ休んだだけじゃないか。 それなのに俺はいてもたってもいられなくなった。 担任や、みんなが止めるのも聞かず、無我夢中で走った。 遥の家。 不気味なほど静まりかえる中、チャイムを押す。 現れた遥の母親にクラスメイトだと告げ、遥の様子を聞く。 「昨日から家に戻っていないの。」 その言葉に予感は確信に変わる。 「どこにいったか、分かりませんか?」 「ごめんなさい。分からないわ。」 それだけいうと母親は家に戻ってしまった。 遥。 君は今どこにいる。 .
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