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席を立ったあなたは私の側を通り過ぎようとした。
そのとき、一人の女の子が、
「都築さんの下の名前って何て言うの?」
「遥って書いて【ハルカ】って読むの。」
ちょうど私の目の前。
あなたが足を止めた。
それだけで私の心臓は音を立て始める。
どうしたの。
ううん、まさか。
でも、もしかして。
私に気付いた?
冷静を保ちながら、他の質問に答えていく。
その間もあなたは動かない。
「ハルカ!!!!」
あなたが叫んだそのとき。
私は驚きと嬉しさ、そして悲しみを感じました。
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