はるか……。

１４

私から紡がれた言葉にあなたはがっかりしたように肩を落とす。

「…………そっか。ごめんね、いきなり変なこと言って。」

周りの女の子の目にいたたまれなくなったのか、逃げるように教室を出るあなた。

私はそんなあなたの背中を見ることしかできなかった。

これでいい。

これでいいはずなの。

でも……

ごめんね。

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