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私の声が届いたのか。 誰かが走り寄る音が聞こえる。 その音に男も気がついたのようで。 だれかがきたと同時に私を突き飛ばして逃げ出した。 その誰かは逃げた男を追おうとしたのか少し走り出して、そして戻ってきた。 私は私で先ほどの恐怖から身体の震えが止まらず、座り込んでしまっていた。 震えを止めようと必死に身体を抱きしめる。 助けてくれただれかは、私にゆっくりと近づいてきた。 「大…丈夫?」 .
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