魔法

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〈魔力〉  広義には、万物に宿る6つの属性の根源となるエネルギー。  原子、粒子のように循環するが、質量はもたない。  大気中には希薄ながら全属性の魔力が存在している。『絶対記号』は大気中の魔力によって力をもつ。  狭義(一般的)には、その生物(個人)が魔法として変換できる力、及び総量。  総量は個人によって異なり、血流に従って体内をめぐる。魔力の属性により、魔法の属性も決定される。  正確に言えば属性の内最も強い属性が個人の属性となる。  人間以外の種族間では種族毎に属性が一致。  消費しても休憩すれば回復するが、過剰な消費は極度の疲労を引き起こす。 『根源魔力(エリクシル)』  全属性の魔法を発現できる体質の総称。この体質はほとんど確認されていない。 〈魔法の種類〉 ・属性魔法  6つの属性を直接操る魔法。火をおこしたり、風を吹かせたりと最も単純な魔法ではあるが、汎用性が高い。 ・成形魔法  特定の物質なら任意の大きさ、形状で作り出すことができる魔法。  剣や槍などの武器だけでなく、フライパンや宝石、傘などの日用品も多い。  装飾などに意味のある記号を付加することにより、属性すらも操れる。  使用者から離れるほど、数が多くなるほどに成形が不安定になるため、通常は手元に生成する。  魔力の属性に左右されないのも特徴。 ・歌魔法  詠唱を合唱、輪唱し、リズムをつけることで強化する技法。  音楽による感情変化も利用するため、精神操作系の魔法と相性がいい。  時間や手間こそかかるが、大規模かつ強大な効果を生む。  『第10都市オクト』で盛んに行われている。 ・魔動機  魔法と科学の両方の性質をもつ道具。  『第8都市アウグス』の『白夜の機巧士』のみが用いる。  『絶対記号』(マスターキー)を機械に組み込むことで、魔力との併用を可能にした。  誰にでも使うことができるが、個人の魔力との相性しだいで魔法具のように注力できる。  基本的に空気中の微量の魔力を使っているため、現象の規模は魔法具に劣る。  ただし、電子機器へ干渉できるのは魔動機だけ。  一般に一つの魔法具は一属性しか使えないが、魔動機は部品を換えたりすることで、複数の属性を行使できる。  
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