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「途中、テープの破損が原因で映像が途切れる、よく見てろ」
『え?』
その時…
《大変ご迷惑をおかけいたします、しばらくお待ち下さい。》
映像が途切れ、突然静止画に切り替わった。
『え?なんで?…え?』
《申し訳ありません。テープの破損により、ただいまの映像の続きは放送できません。残りの時間は、前回の放送を流させて頂きます。ご了承下さい。》
そして再びドラマの映像が流れ始めた。
「どうだ?こんな珍しいこと予め知らなければ、絶対にわかるはずがない。違うか?」
『確かに…』
「もちろん俺はテレビ局の人間じゃない」
『じゃあほんとに…』
「まぁそういうことだ。とりあえず信じてほしい、じゃないと話が先に進まない」
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