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「…わかった。満点取れる様に頑張るから教えて」 秋人が一番難関だろうが、言い切った秋人。 「よし。約束破ったら…わかってるわね?」 不敵な笑みが不気味な笑みに変わっている雫に、4人は少し後悔したが、後には戻れない。 「…そのペンは回復のペンなのよ」 雫が言った事に、4人は静止する。 同級生達ならば迷わず『はぁ?』と言っただろう。 「ん~、口で説明するよりも見た方が早いかもね」 雫はそう言って夏美が持っていたペンを受け取る。 「秋人、アンタこの間腰痛めたわよね?」 雫が息子を招く。 そして背中を向けさせ、雫はそのペンでゆっくりと文字を書いた。 『腰痛回復』の文字を。 多少だが、普段から少し痛かった腰の痛みが、今は嘘の様に引いている。 「こういう事なわけ」 雫は誇らしそうに言ったが、秋人以外は目が点になっていた。
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