261人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
俺は斎藤春人(ハルト)
なんの因果か同じ年、同じ日に生まれた異母兄妹がいる。
同じ年に4人生まれた為に、父親が名前を付けた。
春夏秋冬で廻る様に。
まぁ…俺が一番上らしく、正確には、弟と妹二人がいる事になる。
俺は学校に向かう為に歩き出す。
俺達は高校1年…16才の青春真っ盛りだ。
父親の申請をしていない為に、一応赤の他人となっている。
…それで通るのかはわからないが、俺の母親は「魔法使ったのよ~」と呑気な事を言っていた。
「春人~!なんでボク達を置いていくのさ!?」
明らかに小学生に間違えそうな幼女と、俺よりも首一つデカい男、そして俺よりも少し小さく、無駄に発育のいい女が一緒に俺の前に現れた。
最初のコメントを投稿しよう!