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「そうだな…いずれにしても俺達がまともに戦えるかって話だ。」
秋人も受け入れつつある。
「というかボクの武器が一番殺傷能力高そうなんだけど…」
手に持っている鎌を見つめて夏美も言った。
「殺すとかは考えない方がいいわ。…それより、世界の状況を説明するわね。」
クレアがそう言って背中から地図を取り出す。
衣服の中から地図が出てきた事に、驚く4人を後目に説明を始めた。
「今居る場所はこの南の大陸。」
地図には大きな大陸が逆三角型のように並んでいた。
「西にある大陸がモンスターを操る、いわゆる『共存』の大地。その能力がなければ、全てのモンスターが襲ってくるわ。」
4人が頷いた時、空が急に暗くなった。
見上げると太陽を覆い隠すように巨大な飛龍が舞っていた。
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