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「グガァァアァアァ!!」
言い表し難い叫びをあげる飛龍、それを睨む5人。
飛龍は翼の向きを変え、春人に向かって滑空を始めた。
そのスピードに回避が間に合わないと悟った春人は、槍を背後に突き立て、盾で飛龍の脚による攻撃をガードした。
しかし、体格差が有りすぎる攻撃の為に春人は後方に居た夏美達の所まで飛ばされた。
バサッ、バサッと翼の音が聞こえる。
しかし、飛龍は今大地に着地したばかりで、翼を広げてはいない。
振り返ると姿は飛龍でも、全身が銀色に輝いていて、更に一回り以上大きい龍が現れていた。
5人に始めて絶望の色が広がっていた。
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