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「冗談じゃねぇぞ!?バカヤロー!!」
秋人が叫んでいた。
手負いが一体とはいえ、このレベルで二体同時の飛龍攻略は不可能に近い。
「まずいわね…銀龍がこの近くまで来てたって事はこの辺りの環境も…」
クレアは今の状況よりも、ここに現れた銀龍の方を気にしていた。
「先ずは目先の事を考えて!」
美冬はクレアを見て、焦燥にかられながら苛立って叫んでいた。
「…ボクたち…終わりなのかな?」
夏美の言葉が虚しく宙に舞う。
誰もその問いを否定することは叶わなかった。
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